3月に思う

4年前に、それなりに一所懸命になって勉強をして大学に入ったものの、いろいろあって、1年前に中退した。
退学を決めたことは、そのほかの選択肢がほとんどないような状況であったことを差し引いても、私の人生の中で重要な決断だったといえるだろう。それまでは、先のことをあまり考えずに、なんとなく暮らしていたように思う。自分で熟考して判断するということが、ほとんどなかったように思う。
1年前に、「とにかく1年間はフリータとして頑張ってみよう」と決めたことは、間違っていなかったと思う。実際に1年間フリータとして生活することで、働くということや学ぶということについての考え方・捉え方が、多少、磨かれたような気がする。諦めがついた、という言い方もできるかもしれない。
来年度からは、通信制の短期大学に所属する。どこまで自分を統制できるのか分からない、というより、統制できる自信はほとんどないのだけど、とにかく2年間は勉強を頑張ってみようと思う。
大学の同期の多くは、この春、卒業する。私には、卒業という区切りがない。
今日は、所属していたサークルの歓送会だ。ほかの同期たちとは立場は違うけれど、卒業する気分になって、明日から、少し新しい気持ちになってみようかと思っている。