2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年にいちばん私の心を打ったのは、映画『5つ数えれば君の夢』だった

年の暮れ、さて今年触れた作品はどんなだっただろう、何が素晴らしかっただろうと振り返ったとき、いちばん素晴らしかったのは映画『5つ数えれば君の夢』だと確信しています。 3月に映画館で観たときに、これはすごいぞと興奮し、ブログにも書きました。 …

「きょうの料理ビギナーズ」が素晴らしい3つの理由

NHKの料理番組、「きょうの料理ビギナーズ」。2007年4月から放送されているそうだけど、私が毎回観るようになったのはこの一年ほどのこと。この番組が素晴らしい。 「きょうの料理ビギナーズ」は5分間の番組だ。そんな短時間には料理は完成しないので、当然…

『やっぱり肉料理』、肉を喰おう肉を。

お付き合いのある料理人がレシピ本を出版したので購入。いい本なので紹介。やっぱり肉料理~カリフォルニア・キュイジーヌのとっておきレシピ作者: 横田渉出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2014/10/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ …

演奏会用の芳名帳をつくってみた

とある演奏会のお手伝いをしておりまして、そのなかで「芳名帳を置きたい」ということで私が用意することになりました。 芳名帳というのは、その名の通り「お客様のお名前を書いていただくノート」です。冠婚葬祭の場面や、個展サイズの美術展などで見る機会…

はじめてのフィギュアスケート観戦

(この文章は、2013年7月にfacebookへ投稿した文章を改定したものです。) 「ミュージカルと大相撲とフィギュアスケートは一度は生で観たい」と以前から思っていたのですが、安藤美姫さんの引退予告を知り、「観るなら今でしょ!」ということで行ってきまし…

ももクロ夏のバカ騒ぎ2014での『キミノアト』について思ったこと

私の2014年はももいろクローバーZとともにあると7月末の時点で言い切って差し支えない。 2013年12月から真面目に視聴するようになり、1ヶ月後にはすっかりハマっている。それから何度かライブにも足を運び、今回の「夏のバカ騒ぎ2014」は当然のように2日公演…

むしろ大人に読ませてみたい『中高生のための「かたづけ」の本』

片付けに関する書籍はたくさんある。 私にとって、片付け精神論のベストは『人生がときめく片づけの魔法』であり、片付け技術書のベストは『片づけの解剖図鑑』だ。 岩波ジュニア新書から『中高生のための「かたづけ」の本』が、数ある片付け指南書群のなか…

生き続ける私の個人史(29歳から30歳へ)

私の20代は、平均的な同世代と比べるならずいぶん波瀾万丈なものだった。 平均的な同世代は、致命的には精神を病まないし、大学を中退しない。そんなことがあれば普通なら実家に帰るかもしれないが、私は帰らなかった。また、私と同程度の大学に入った同世代…

小説『百年の孤独』を読んだ(読書ガイドのための人物リスト付き)

有名なものには触れておきたいのが人情だ。 訃報に触れての作品への接触は、きっかけとしては最善のものとはいえないだろうけれど、おそらく最後のきっかけとなる。作者の訃報とそれを悲しみ偲ぶ声によってそそられた興味は、それが熱いうちに打たなければ、…

学校では教えてくれない味噌汁の作り方

一般人がなんの教科書もなく炊事をするのは難しいので、テレビの料理番組や、書店に並ぶレシピ本の数々が参考になる。 世にはいろいろな料理番組や本があるが、和食をつくるときはダシを取らせようとする印象が強い。 初心者でなくても非常に参考になるNHKの…

田舎のイオンにある人生たち

宮城県登米市に行ってきた。仙台からさらに北へ、高速バスで1時間半。 旅行先では、コンビニを一通り眺めるようにしている。コンビニのおにぎりや弁当は、地方によって少し違っている。観光地のコンビニとなるとどこも似通ってくるが、駅前や住宅街に近いコ…

自宅でうっかりコーヒー豆の焙煎を始めるために必要なこと(焙煎導入編)

コーヒーを自宅で飲むことが好きだからといって、コーヒー豆の焙煎を自宅でやろうと思い立つのは気軽なことではないだろうし、思い立ったところで実際に焙煎を始めてしまうのはよっぽどのことだ。しかし、そういう人も少なからず存在しているわけだし、手軽…

映画『5つ数えれば君の夢』が素晴らしいという話

私はわりと単純な感性をしているので、美少女が美しくある映像にループ系の音が乗ってるのなんか大好物で、 Perfume の Spending all my time のMVなんか本当に好きです。 映画『5つ数えれば君の夢』を、渋谷シネマライズで観ました。 5yume.jp このドメイ…

『注文の多い料理店の消費税対応』で消費税増税をなんとなく知る

知人がタイムリーな本を出版されたので購入。注文の多い料理店の消費税対応作者: 木村聡子,山本守之出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2014/02/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る消費税増税対応の話題を、例の童話の山猫ふたりの会話形…

不幸になりにいく幸福としての結婚

夫婦というのは特殊な関係だ。世の中のとても多くの人たちが夫婦関係を築いているので、私たちはこれに気付かないことが多い。 親子をはじめ血族についての人間関係は、自分で選ぶことができない。結婚相手は自分で選ぶことができる。 学校、会社、地域社会…

自宅でわりと本格的なスタバっぽいコーヒーを飲みたいときに選ぶべき器具について

自宅で「スタバっぽいコーヒー」を淹れる方法について、私が現時点で使ったことのある器具をもとに検討する。 スタバっぽいコーヒーとはなにか エスプレッソ + フォームドミルクを、「スタバっぽいコーヒー」とする。スターバックスラテは、エスプレッソコー…

『今こそ家政学 くらしを創る11のヒント』(『家政学のじかん』編集委員会編)

家政学のことを勉強しようと思う。私がおもに興味があるのは、炊事の運用だ。世の中にたくさん出版されている料理本に書かれていることは、私の知りたいこととは違うような感じがする。何がどう違うような感じがして、何が知りたいのか、まだ言葉にまとまら…

もっと手前から部屋の片付けを考える『片づけの解剖図鑑』

部屋の片付けについて書かれた名著といえば、近藤麻理恵の『人生がときめく片づけの魔法』がある。 「ときめき片づけ」の肝は、所有するものに対して自覚的であれ(手に触れて「ときめき」を感じるモノだけ残して、「ときめかない」モノは捨てよう)というこ…