物を減らしていく

1ヶ月前に引っ越しをしたときに、かなり物を捨てたつもりだったのですが、まだまだ多すぎるようです。


どういうわけか、私は、洋服をたくさん持っています。しかし、実際のところは、所有しているうちの3割程度しか着ていません。
たとえば、4年ほど前から持っている、少し派手なシャツ。いままで捨てなかったのは、1.ほとんど着たことがなく、もったいない。2.所有しているシャツの中では特徴があるものなので、着れば気分転換になりそう。3.ちょっとした思い出がある、などの理由からです。
これを、物を減らすつもりで考えてみると、1.今後もほとんど着る気にならないだろう。2.シャツ以外の衣類でも気分転換になるアイテムはある(マフラとか鞄とか)。3.シャツを所有し続けることと、思い出を所有し続けることとの間には、有意な関係はない、といった反論が可能です。
そんなわけで、このシャツは捨てます。同様に、あのジーンズも捨てます。あのパンツも捨てよう。あのセータも捨てましょう。あのコートも捨てちゃいます。


捨てられない物の代表として挙げられるのは、人形やぬいぐるみです。これらは、その物自体が持つ可愛らしさ(キャラクタ)ももちろんですが、誰かからもらったものであることが大きな枷となっていて、まず捨てることはできません。プレゼントされたものを捨てるだなんて、そんなこと……。
でも、よく考えてみます。私はこれまでに、この人形を愛でたことがあっただろうか。きれいに並べて眺めたり、ときどき埃を払ってやったり、もふもふしたり、ふにふにしたりしただろうか。残念ながら、そのようなことは(ほとんど)しませんでした。もらってから2週間程度は大事にしていても、そのあとは部屋の隅に追いやって忘れていました。
それならば、いっそ捨ててしまってもよいのではないか。むしろ、捨ててやった方がよいのではないか。そういうふうに考えることはできます。できれば、残しておきたいけれど。
だから、あれとあれとあれとあれは、いただいたときの状況なんかを思い出しながら、もう一度感謝の気持ちを念じてから、処分しようと思います。


あとは、使わないケーブルとか、ちょっと壊れた機械とか、そのうち使えるかもしれないものは、まとめて捨てました。現時点で使うあてがないのだから、たぶん、当分使わないでしょう。どうしても必要になったら買えばいいし、たぶん、必要にならないでしょう。

本は、考えています。積読本は捨ててもいいと思っていますが、一度読んだ本で面白かったものは残しておきたい。一度インプットしてしまったら、いつまでも所持している必要はないんですよね。CDも考え物です。
これらを捨てない理由は、自分が再読するためというよりは、誰かに譲渡する可能性を残しておくためという方が正しいかもしれません。

楽譜は、そのうち捨てるでしょう。スキャナを購入することがあれば、の話ですが。


できるだけシンプルな生活をしたいものです。