数字と年号

数字を覚えるのが苦手だ。小学生のころからそうだった。身体測定の結果も、50m走の記録も、定期テストの合計点も、その日の午後には忘れてしまった。たぶん、覚える気がなかったということなのだろうけど。
特に覚えられないのが、西暦○年とか平成×年とかいうアレだ。いまが何年なのかということが、さっぱり覚えられない。今日は2007年4月1日で、平成19年4月1日だが、昨日は2006年度だったり、平成18年度だったりして、混乱する。
やはり、西暦と平成の1の位が、2年しか違わないのがいけない。片方が偶数のときにもう一方が奇数になってくれれば、もう少し混乱しなかったかもしれない。昭和のころは、いまより混乱しなかったのではないか。
元号のことを否定すると、本気で怒る人たちがいるので、別の発想をしてみる。
ここはひとつ、干支を使うというのはどうだろうか。今年は、2007年で、平成19年で、イノシシ1年になるのだ。なぜイノシシ1年かというと、面倒なので2000年からカウントを始めたからである。これだと2006年はイヌ1年で、2008年はネズミ1年となり、分かりやすい。ちなみに1995年は、イノシシ前1年となる。1999年がウサギ前1年で2000年がドラゴン1年、2001年はヘビ1年である。この辺は少し混乱しそうだが、なんでも新しいものを始めるときというのは混乱が生じるものだ。
干支を使った数え方は、このようにとても便利そうだが、問題が1つある。干支は12進法なのである。これではコンピュータが数え難いので、新たに「ブタ、タヌキ、キツネ、ネコ」の4つを足して16進法にするのがよい。これで完璧だろう。