ひとり暮らしの大学生が、うつで死なないために必要なこと

以下の文章は、私の体験がもとになっています。私がうつ病で参っていたのは、ひとり暮らしをしていたときなので、その環境での話になります。仕事していたり、家族と暮らしていたりするとまた違うと思います。


うつに限ったことではないでしょうが、最も重要なのは人との関わりを持つことだと思います。
自分の状態をさらけ出せるくらいの人間関係が持てれば、うつ病もそんなにこわくないでしょうが、なかなかそういうわけにもいかないですよね。
うつは病気なので、さっさと病院にいくのが大切なのですが、ひとりだとなかなか面倒で行けません。初診の予約取るのも面倒ですし、病人には大変なことです。なので、「いいからお前とりあえず病院行って来い、俺が予約とってやるから」みたいな人が周りにいてくれるといいんだろうなと思います。
うつ病は「承認を買う」という要素の強い病気かと思います。病院に行って専門医から「あー、あなたはうつ病ですねー」と言われることで救われる部分はあると思います。だからさっさと病院にいくのが大切なわけです。あと薬は合えばかなり効きます。


家族と住んでる場合は、家族にちゃんと対応方法を学んでもらう必要があると思います。これは私はよく分かりません。
うつ病の患者はなにかと悲観的になるので、周囲に相手にしてもらえなければ悲しいですし、周囲が自分のことを気遣ってくれているのを認識すると、今度は申し訳なくて悲しくなりがちです。対応はかなり面倒になりますが、患者の方も「面倒かけてすみません、でも病気なんだから許してね」くらいの気持ちになれるとよい状態だと思います。


ひとり暮らしの場合、いろいろ自分で管理しないといけないので大変です。
衣食住、順番に見ていきましょう。

洗濯に関しては、けっこう切実な問題です。できればコインランドリーを利用して洗濯から乾燥までやってしまった方がよいです。自宅に洗濯機があっても、コインランドリーを気軽に利用したいところです。天気がいいからといってベランダに出て干す体力があるとは限らないし、部屋干しをしたら湿気で気持ちが沈みがちです。
また、そもそも洗濯を頻繁にしなくていいように、服をたくさん持っておくというのもよい方法です。下着はなくなったらコンビニに買いに行けばいいのです。


食に関しては、カロリーメイト系の食品を薦めます。まず栄養面での不安が少ないこと、そしてゴミが少ないことが利点です。味の種類もそれなりにあります。ドラッグストアなどでまとめ買いしておくとよいでしょう。
カップ麺やコンビニ弁当だと、栄養面がやはり気になりますし、ゴミがたくさん出ます。お湯を沸かしたり電子レンジで温めたりの手間もかかり、あまり便利な食事とはいえません。
ある程度元気になって、自炊できるようになってきても注意が必要です。食器は紙皿と割り箸を使うなど、洗う手間を出さないようにするとよいでしょう。


住環境で重要なのは、ゴミの管理です。部屋が散らかると心も沈みがちです。ゴミが増えないようにすることと、出たゴミはすぐに片付けられるようにすることが必要です。具体的には、コンビニ弁当などを避けることや、部屋の中にゴミ袋を数ヶ所用意しておくことです(ゴミ箱は手間が掛かるので直接ゴミ袋を置いた方がよいです)。

衣食住についてはこんな感じです。


個人的な体験では、認知療法うつ病にかなり有効だと思います。「あ、いま調子悪いな」と自覚できるだけで、体調はある程度コントロールできます。
認知療法の導入については、またあらためて書くことにします。