引っ越しをするので、先週あたりから荷造りをしている。
私は病的に物を片付けられないやつなので、部屋には常に足の踏み場はないし、いろんなものを踏み潰して壊すし、とにかくダメなのだが、この機会にいろいろと捨てている。今日までで40リットルのごみ袋を7袋くらい捨てた。非常な快挙だ。
普段だったら絶対に捨てないようなものもどんどん捨てていて、たとえば私はいままでに布製品を捨てたことがほとんどなかったのだが、さっき、去年1年間で着なかった服を、かなり捨てた。ほかにも、冷凍庫の中に眠っていた食品とか、古い雑誌とか、ペットボトルとか、なんとなく捨てられずにいた諸々のモノたちを、かなり捨てた。それでもまだたくさん残っていて、だんだん面倒になってきたので吟味せずにダンボール箱に詰めたりしている。
「本来ならばこのようにあるべきではない」という理想と、「実際には、この場にこのようにある」という現実との折り合いを付けるのが本当に下手くそなんだよなあ、と思う。それでも、いざとなれば、感情をある程度殺して折り合いを付けられるようになったので、まあ数年前の苦しみの中の数年間も無駄ではなかったかな、と思ったり思わなかったりである。