卒業制作展(2)

芸術専門学群の卒制展、第2週は構成・デザイン系の展示。いわゆる「現代アート」っぽいものもあれば、都市計画デザインや、自作の絵本なんてものもあって、盛りだくさんです。第1週の絵画系と比べると、観賞するのは少し疲れるかもしれません。作品を受け止めようと思ったら、ある程度積極的になる必要があるでしょうから。
昨年のこの週はインフルエンザで寝込んでいたので、観るのは今年が2回目なのですが、自分が一昨年の展示を覚えていることに驚きました。逆に言うと、今年は『これは!』というものが少なかったということだと思います。もっとも、私の経験値が上がったために、感動するのに必要な条件が厳しくなったということなのかもしれませんが。
やはり、学部の4年間で成せることというのは、ほんのわずかなことなんだろうな、と思います。これは、自分の周りに卒業論文を修めた知人が増えてきて、実感として分かるようになった気がします。
芸術の分野においても、先人の通った道をなぞりながら勉強を進める必要があるわけで、その作業をしつつ自分の独自性を探るには、4年間は長くはないのでしょう。
展示は日曜まで。次週は、修士課程の人たちの展示です。