大学の普通の吹奏楽団が考えるべきこと

大学で吹奏楽やってたときは、そんなことばかり考えていました。
先日、吹奏楽団のOB連中と酒を飲む機会があって、そのときに「いい演奏会とはなにか」なんて話を久しぶりにしたのです。
もちろんいい演奏があることが第一条件なのだけど、演奏の前段階として「選曲」があって、そこにこだわりを見せないと「いい演奏会」にするのは難しいよね、というのが私の認識。

ただオケ曲をやっても管弦楽団にはかなわない。ただポップスをやってもJazz研や軽音サークルにはかなわない。ちょっとした演出を入れても高校生にはかなわない。でも普通の吹奏楽のプログラムをこなしただけではプロの演奏にはかなわない。ということをもっと自覚するべきだと思うのです。

不言不実行:_ - livedoor Blog(ブログ)

管弦楽曲って、弦楽器がいるからこその音色なのであって、吹奏楽に編曲されたものは結局は亜流なんです。吹奏楽のよさは、大編成でポップスをやれることにあるというのが自論なんだけど、ただやるだけじゃ専門にやってる団体には敵いません。大編成になっていろんな楽器になって、というだけでは強み足りえない。
高校の吹奏楽部の演奏会というのは大抵「高校生らしさ」が爆発するんです。楽器持って踊りまくるし、楽器持ってなくても踊りまくるんです。ちょっと真似してみるかと思っても、大学のサークルや一般バンドには簡単には真似できない。
吹奏楽というジャンルは、なんでも演奏しちゃうというのが良さであり悪さであるので、それをいい方に生かした演奏会・コンサートを作りたいですよね、という話。


私が一般の吹奏楽団に入るつもりがないのは、こういう理由からだったりします。自分たちが演奏会を作ったときのあの高揚感をもう一度味わわせてくれるような団体、自分で作るしかないでしょうから。