いま考えてる音楽のこと

私がいた大学の吹奏楽団では、年に1回アンサンブルコンサートを行っている。かなり内輪向けのコンサートで、たくさんの団体が、昼頃から20時くらいまでぶっつづけでひたすら演奏するというスタイルだ。私は1年生のときから参加しているので、次が6回目になる。
ふと思い返してみると、ほとんど毎年、このコンサートのために楽譜を書いてきた。こんな具合だ。

  • 「亡き王女のためのパヴァーヌ」(2003年編曲)
    • 木管3重奏(フルート、オーボエ、アルトサックス)のために。フルートは私が演奏。
  • 「The Sparkring Flutes」(2004年作曲)
    • フルート2重奏。曲名はうろ覚えだけどこんな感じだったはず。楽譜はまだWebのどこかにあるはず。
  • 「(題名忘れた)」(2006年作曲)
    • 打楽器7重奏。この年だったかどうかもよく覚えていない。自演してないからか。
  • 「午睡」(2007年作曲)
    • 鍵盤ハーモニカとピアノのための曲。もともとはオーボエとピアノの曲。久しぶりの自作自演。

と、もう曲名を忘れてしまったような曲も含めて、いろいろと書いては演奏したり演奏させたりしてきている。こうして振り返って考えてみると、私はたぶん自作自演が好きなのだ。
今年は、もう以前のようには作曲に長い時間はかけられなくなるだろうが、やはりなにかやりたい。
いま考えているのは、録音された音源との協演だ。それも、協演する音源自体でも作品として成り立つようにしたい。
音源は、知人に作ってもらおうと思う。私が原案を書いて、それを知人にトランスミュージックに編曲してもらう。そのトランス自体でも、たとえばクラブのような場所で流せる楽曲にしてもらう。そしてアンサンブルコンサートでは、その楽曲を流しながら楽器を演奏するのだ。それ自体で成立する伴奏というのは難しいだろうから、独立した楽曲との協演という発想で考えたい。
うまくできるか分からないから、途中で諦めるかもしれない。とりあえずタイトルだけはもう決まっている。「someday in the rain」。