kindleの使用状況などメモ

2012年1月にKindleを買いました。半年ほどの使用状況などをメモ。

すぐ届いたし安かった

Kindleは当時も今も日本では売られていませんが、アマゾン・ドット・コムアメリカの)で買えます。ちゃんと日本に届いたし、飛行機で来たのでしょうか、数日で受け取りました。円高のおかげというか、運賃込みでもお手軽価格。
Kindleシリーズはいくつかありますが、私が買ったのは基本モデル(通称Kindle4)。タッチパネルのモデルも興味あったんですが、値段と重量を考えて無印にしました。

使い勝手はどうか

  • 文字データを読むには素晴らしい媒体
  • PDFリーダとしては使いにくい
  • 日本語ユーザが(iPhoneWindowsのようには)多くないので、頼れる情報が少ない

Kindle用の電子書籍ファイルを読むのには、すごくよいハードウェアだと思います。読みやすい。環境の光量によらず(室内でも屋外でも)目が疲れることなく閲覧できるのは、本当に素晴らしい。

ただし、PDFファイルを読むには向いていないと思います。特に「自炊」した紙由来のPDFファイルを読むのは難しい。読めるんだけど、安定して読めない。縦横比が画面と合わないと端が表示されなくなったり、拡大の縮尺が余白に影響されて変化したり(写真参照)。うまくやる方法もあるんだろうけど…。

物理的な質量は軽いです。片手持ち余裕。とはいえ、日本人女性の手のひらには余るサイズだと思います。手元にある文庫本と比較してみた。中公新書とほぼ同じ横幅でした。講談社現代新書よりも横幅は長い。長辺は、(一般的な文庫よりも少し背の高い)ハヤカワ文庫よりもさらにわずかに長い。もちろんiPadと比べれば小さくて軽いですし、モバイル機器において軽いことは正義です。
電池の持ちもいい。2週間は気にしないで済みます。

不便に感じること

使ってる日本語ユーザがまだ少ないってことなのだろうけど、あまりKindleの話を聞きません。「Kindleハック」みたいな話はほとんど流れてこない。
Apple製品のニュースって、ツイッターでもフェイスブックでも見てたら勝手に流れてきますよね。いいアプリ出たんだなーみたいなことも、わざわざ情報を取りに行かなくても知れる。そういう展はKindle弱いなと思います。

いまの利用状況

まいにち40分程度電車に乗って通勤していますが、その時間はほぼすべてKindle読書にあてています。

KindleWi-Fiで通信できるようになっていて、専用アドレス宛にメールで送ると、Kindleで読める形式に変換されて受信するみたいです。

instapaperというサービスがあります。「あとで読む」ためのサービスなんだけど、これでメールの受信と送信もできる。届いたメルマガを instapaper 宛に転送して、それを kindle に転送させて読んでいます。
このところ読んでいるのは、日経新聞電子版の無料会員宛に毎日送られてくるニュースメルマガです。Gmailのフィルタを使って自動転送。 instapaper側の「毎日定時にメール送信」機能を利用して、 Kindleをニューススタンドにしている感じですね。他にもいくつか有料のメルマガを Gmail → instapaper → Kindle と経由させて読んでいます。epubファイルで提供されているものは、 calibre というソフトで mobiファイルに変換させてから calibre のメール機能で送信。あと、青空文庫のデータもいただきました。「三四郎」を読みました。

雑感、まとめ的な

他のシリーズのKindleはどうなんでしょう。タッチパネルのものなら、PDFの読みやすさも向上するんじゃないかと想像しています。容量が2GBというのも、自炊データ使うこと考えるとやはり足りなかったかなとも思います。

このところ通勤電車では、朝は日経新聞のメールをざっと流し見て、あとはメルマガや青空文庫を読んでいます。いままではツイッターなどを眺める時間が多かったのですが、どうせツイッターは電車に乗っていないときにもたくさん眺めてるし、通勤中くらいはね。
日本でもKindleが流通するようになって、コンテンツも、ユーザの利用ノウハウもどんどん流通するといいなと思います。