ソプロスブラジルLIVE

フルート講師のWさんに呼ばれて、ソプロスブラジル(Sopros Brasil)のライブに行ってきました。
ソプロスブラジルは“日本で、いや世界でも類を見ない「ブラジル音楽専門のプロ吹奏楽団」”という触れ込みで今年の5月に活動を始めたばかりの新しいバンドです。編成は一般的な吹奏楽とほぼ同じですが、エレキベースやキーボードはなく管・打楽器のみで構成されています。
また、ダンサもバンドのメンバということで、後半のプログラムでは音楽に合わせて素敵なおじさんときれいなお姉さんたちがサンバを踊っていました。


前半のプログラムは演奏のみで、正直なところ少し単調でした。ブラジル音楽という括りがどういうものなのか詳しくは知りませんが、リズムも展開もオーケストレーションも大体同じなので飽きやすかったように思います。各奏者のソロになったりするとやっぱり素敵で、ハッと我に返ります。MCや曲目構成にちょっと問題があったと言えるかもしれません。

後半のプログラムでは、ダンサが登場してサンバのステップ講習があったり、配られていたフィルムケースを使ったシェイカでの演奏を客席に求めたり、バンドと一緒に歌ったりと、観客を巻き込む演出がたくさんあって、とても盛り上がりました。
私もredriver氏たちと一緒にステージの方に出て踊ったりしましたが、聴くだけより参加した方が面白いですね。まあ、他の観客が踊っているのを見ているのも面白かったのですが。

後半がとても楽しかった分、前半を目いっぱい楽しめなかったのが残念です。11月、12月にもライブの予定があるそうですが、次に行くときは前半からシェイカを振りまくって楽しんでしまいたいものです。


ブラジルでは吹奏楽が盛んだという話でしたが、サンバカーニバルでは管楽器の参加はご法度とのこと。
でも、サンバは吹奏楽だよなあ、なんてことを聴きながら思っていました。金管楽器の分厚いメロディ、走り回る木管楽器、踊りながら叩く打楽器。こういう音楽ができるのは吹奏楽の特権なんじゃないでしょうか。