ジャンプの新連載「バクマン。」を読んだ

大場つぐみ原作、小畑健作画、「DEATH NOTE」の2人が新連載をスタートさせた。
今週の「ジャンプ」は夏の合併号ということで、表紙での告知こそ小さめの扱いだったが、なにしろ先週のmixiニュースで取り上げられたくらいだから各所の期待もかなり高いだろう。
内容についてはあまり触れないが、主人公が漫画家を目指すというストーリィ。
漫画家に関するマンガということで、メタな構造で笑いを繰り出してきているのが印象的。例えば、「ジョジョの奇妙な冒険」のセリフとして有名な『だが断る』。単にこのセリフが話の中で出てくるだけでなく、作中人物が『「だが断る」だなんてお前マンガ好きなんだな』というようなセリフを言うという構造が出てくる。この他にも、作者の代表作「DEATH NOTE」に関する言及や、「読者アンケートがダメなら10週打ち切り」といったジャンプシステムに関する言及など、ちょっとひねくれているといってもいいくらいだ。
それにしても大場つぐみは相当に頭がいいのだろう。第一話の段階で、どのくらいの長さになってもいいように設定してあるように感じた。それこそ10週打ち切りになっても、2年くらい続いてもいいような第一話になっているように思った。
今後の展開は楽しみだが、私はジャンプを読む習慣はないので、また単行本が出る頃に話題になってたら読むくらいだろうと思う。