親戚の結婚式に参加してきた

結婚っていいなと思った。
結婚式披露宴のラストは、新婦から両親への手紙、新郎から出席者への挨拶だ。泣いていたので私ももらい泣きした。
新郎新婦とその両親が最後にステージに上がったのだけど、新郎側は母親しかいなかった。新郎の母親はずっと泣いていた。
新郎新婦が退場したあとで、エンドロールが上映された。映像には、出席者の名前と、それぞれへのお礼のメッセージが書かれていた。ひとりの名前が現われ、その下には「いつも見守っていてくれてありがとう。俺もあなたのような優しい父親になります」というような言葉が添えられていた。涙があふれた。
実家でずっと同居してきた父方の祖母は、私が大学に入った年の冬に死んだ。母方の祖父は、私が小学校に上がるか上がらないかくらいのころに死んだ。
結婚式は、幸せにあふれている。できることならば、私の大切な人たちに、その幸せを分かち合うことができたらと思う。