転職と残業について考えていること

昨年末から派遣会社に所属して、8ヶ月ほど、週3日のみの簡単な事務仕事をしていた。それまでがフリータとしてコンビニ店員をやっていたので、まともな仕事に就けただけでもとにかくありがたかったのだが、あまりに簡単な仕事すぎて嫌になって辞めさせてもらった。
1ヶ月ほどもとのコンビニ店員に戻っていたが、9月末から、同じ派遣会社で別の仕事をさせてもらえることになり、いまは週5日、働いている。以前勉強した日商簿記の知識を生かせる仕事であり、とても嬉しい。
将来の展望を考えたとき、目指したいのは税理士という職業だ。大学を中退してしまった私にはいまのところ税理士の受験資格がないのだが、今年度で通信制の短大を卒業する予定なので、来年からは受験できるはずだ。税理士の試験は、内容は難しくても、制度的にはかなり受けやすい仕組みになっているので、地道に勉強して4年くらいで合格できればと思っている。
いまの職場で2年くらい働いた後は、どこかの会計事務所に転職して、さらに実務経験を積みたいと考えている。将来的には、12年後の、35歳のときまでに独立できればいいと考えている。
転職について、あるいは日々の仕事について考えるとき、いつも思い出すのが、「分裂勘違い劇場」の「未来の転職が、過去にさかのぼって現在の自分を有能にする」という記事だ。
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061230/1167474130
この文章は私のオールタイム座右の銘になっている。
将来、自分の望む仕事に就くために、いまの働き方でよいのか。そう考えて、私は前の職場を辞めた。


ところで、私のいる派遣会社は、残業代はきっちり支払ってくれるらしい。
経理関係の仕事はなかなかにきついものらしく、特に決算前の時期は日付が変わるまで帰れないこともしばしばだという。残業すればするだけお金がもらえるのだから、残業するのは悪くないようにも思う。
しかし、長期的なことを考えてみると、残業するよりも、さっさと仕事を片付けて定時で帰り、夜に自分のための勉強をするほうが大きな利益になるはずだ。
業務によって得られるスキルは一面的なものだし、いつまでも同じ業務をして生きていくわけでもないのだから、なるべく自分のための勉強をして仕事では得られないスキルを獲得していく必要がある。そのためには、目先の残業代など無視したほうがいいに違いない。


いまの職場に入って3週間ほどで、まだ業務も覚え切れていない状況ではあるけれど、次の仕事のことを考えながら、毎日を有意義に過ごしていかなくてはな、と考えている。