今年のMC展はすごいぞ

筑波大学には芸術科があって、毎年2月ごろには卒業制作展をつくば美術館で行っている。このほかにも、MC展(大学院のマスタークラスの洋画・日本画・版画の展示)が11月末ごろ、DC展(ドクタークラス)が12月末から1月初めにかけて、それぞれ行われている。いずれの展示も入場無料であり、レベルは十分に高く、会場もつくば駅至近*1と、筑波大生にとってはとてもありがたい美術展なのだけど、入場者数はそれほど多くなかったりして残念。
さて、今年のMC展は11月26日(水)〜30日(日)までと、いままさに開催中だ。ぜひ行ってみてほしい。今年のMC展は、ちょっとすごい。
先にあげたように、筑波大学関連のつくば美術館での美術展は、卒制展、MC展、DC展の3種がある。卒制展は、大学4年間の集大成をぶつける場所であり、かなり「熱い」作品が多い(中途半端な完成度の作品も多いのだけど)。DC展は、なにしろドクターコースだけあって、非常にレベルの高い作品ばかりだ。これらに比べるとMC展は「あまり気合の入っていないような」「そこそこの」作品が多い、というのがこれまで4年ほど通っての私の印象だった。
だが、今年のMC展はなにかちょっと違う。若いエネルギィにあふれた作品、斬新なアイディアだけに終わらない精密な作品など、とにかく、かなりいい。年度末の卒業制作展が楽しみだ。
会期は今週日曜まで、最終日は15時閉館とのことなので、行く予定の方はお早めに。

*1:中央図書館と一緒になってる