「マスゴミ」という人とは友だちにならない
とあるUstreamを見ながらIRCチャットに参加していて、そこではちょっとデリケートな話題、南京大虐殺についてなんですが、を扱っていて、私は歴史問題とか歴史認識問題とかは「よく知らないしあまり興味はない」というスタンスなんですが、それはさておき、そのチャットの場にはいわゆる「右寄り」の人も「左寄り」の人もいて、ああちょっと議論したくないな、めんどくさいな、とは思ったのだけど、しかし友だちになれないことはないだろうなと思った。
国会議員さんたちのことはまるで知らないけれど、しょっちゅう与党と野党はケンカしてるみたいに見えるけど、でも仕事を離れればたぶんそれなりに仲はよくて、普段は敵どうしでも国会議事堂の廊下とかですれ違ったら「ああ、どうもどうも」とかきっと言うんだろうし、サッカーの試合のあとはユニフォームを交換したりするし、そんな感じで、意見が違う人とも仲良くなれないことはない、というか仲良くならないとねと思う。
で、なのだけど、一部インターネット上などで見受けられる「マスゴミ」という表記、あれはダメだわ。受け入れられない。友だちになりたくない。
いわゆるマスコミを敵とする立場自体は、ぼくはまったく否定するものではないけれど、敵とみなすのであれば、相手にはできるだけ敬意を払わなければならないのではないかなと思う。特に、相手のほうが圧倒的に強いのであれば、蔑称なんかで呼んでみせてもまったく効果はなくて、ただ自分の弱さを見せてしまっているばかりだと思う。
「マスゴミ」と並んで、「朝○新聞」とか「T○S」とかも嫌い。批判したかったら堂々と名指しにしてみろ、その覚悟がないなら「大手新聞社」とか「テレビ局」とかに一般化しろよと思う。
あと、これはちょっとずれるんだけど、民族性とか地域性とかをレッテルにする人も嫌い。大阪でなにかあるとすぐに「やっぱり大阪だな」とかいう人たち。中国とか韓国とか。「嫌韓流」とか、別にいいけど、おおっぴらに表明するなよと思う。
別にあなたが右でも左でもどっちでもいいし、なにに興味があってもいいんだけど、単純な蔑称を使ってそれで気が済んでしまっているような人だったら仲良くなりたくないなと思うという話。
あ、蔑称としての「リア充」とか「スイーツ(笑)」とかもアウトね。冗談で言うくらいにしといてください。