あと3ヶ月で茨城県民じゃなくなる筑波大生にも県議会選挙に行ってほしい理由

明日(2010年12月12日)は茨城県議会選挙の投票日です。
県議選は、市町村ごとに選挙区が区切られていて、つくば市は定数4に対して6人が立候補しています。
つくば市の人口のうちの、決して少なくはない人数は筑波大学に通う学生です。このうちのいくらかは、あと3ヶ月で大学を卒業し、東京や地元へと転居していきます。彼らが明日の茨城県議選に投票する意味はあるのでしょうか。
「選挙はとにかく行くんだよ」みたいなことは言いたくないので、じゃあどんな理由をつけられるかというと、2つくらいあるのかなと思います。

後輩のために

誰がどの候補者に投票したのかは誰にも分かりませんが、誰が投票所へ足を運んだかは分かるんですよね。男女別・世代ごと・市町村ごとの投票率は公表されています。「大学近隣に住む20代」の投票率も公表される。この数字が低ければ、行政は大学生のことを真面目に考えないでしょうね。
大学生の最初の2年間は未成年ですから選挙権がありません。大学1年生は投票したくてもできない。地方選挙は4年に一度しか行われないので、大学在学中の4年間に投票できる可能性は実はけっこう低いのです。茨城県議会に対して意思表示をする機会を持たないまま、筑波大学を去っていかざるをえない人も多数いるということです。
今回の県議選に投票できることは実は運のいいことなんだと思えば、それならば自分の後輩である大学生たちのためにも、筑波大生の存在感を投票によって示す、という発想はアリだと思います。

プレ統一地方選という位置

大河ドラマ龍馬伝」で選挙速報のテロップが話題になっていましたが、なんで他所の自治体の選挙結果なんかがニュースになるのでしょう。どうも、そういうものらしいですね、よく分からないけれど。
統一地方選挙といって、多くの地方自治体は、同じ日程で選挙を開催しています。ところが茨城県議会選挙は、その統一地方選よりも早い日程で行われるのだそうです。詳しくは Wikipedia で。
さらに、今回の選挙は、民主党が政権を取って以降では初めての大きな選挙なのだとか。あまり盛り上がっているようには感じられませんが、注目されている選挙なのです。
県議会議員を選ぶだけではなく、国政に対しての意見表明にもなるのだとすれば、ちょっと投票に行こうかなという気になりませんか。

まあ行きましょう

あまり大した理由は思いつかなかったのですが、普段いろいろ発言してるのに投票には行かないっていうのはすごくダサいと思うので、来春引っ越す予定の学生も選挙に行ったらいいと思います。