書評

『今こそ家政学 くらしを創る11のヒント』(『家政学のじかん』編集委員会編)

家政学のことを勉強しようと思う。私がおもに興味があるのは、炊事の運用だ。世の中にたくさん出版されている料理本に書かれていることは、私の知りたいこととは違うような感じがする。何がどう違うような感じがして、何が知りたいのか、まだ言葉にまとまら…

もっと手前から部屋の片付けを考える『片づけの解剖図鑑』

部屋の片付けについて書かれた名著といえば、近藤麻理恵の『人生がときめく片づけの魔法』がある。 「ときめき片づけ」の肝は、所有するものに対して自覚的であれ(手に触れて「ときめき」を感じるモノだけ残して、「ときめかない」モノは捨てよう)というこ…

2013年俺デミー賞、新書俺賞ほか受賞作発表

「俺文学賞」の小説以外編です。2013年の小説編はこちら(→2013年俺川賞俺木賞ほか受賞作発表 - うしとみ)。 一般書部門 新書俺賞『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』、『〈子ども〉のための哲学』。フード左翼とフード右翼 食で分断される日…

2013年俺川賞俺木賞ほか受賞作発表

2013年も残すところ2週間となっています。毎年この時期になると、1年間を振り返りがちです。 「俺文学賞」というのは、自分が今年読んだ小説のなかでよかった作品に勝手に賞を贈ろうという企画です。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.…

「フード左翼」は幸せになれるか

丸善の新書コーナで『フード左翼とフード右翼』のタイトルを見たときは、「しょうもないトンデモ本が出てるな」と思ったのですが、著者が速水健朗さんであるのを見て、さもありなんと購入したのでした。フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新…