ワールドカップについての意見文を書いてみる
夏休みですね。宿題、やってますか。
意見文という宿題、昭和 59年生まれの私はやった覚えがありません。いまはメジャーなのでしょうか。
普段はリクエストに答えることはありませんが、気が向いたので、ワールドカップについて少し書いてみます。夏休みの宿題に、自由にパクって使ってください。
まず、戦略を立てましょう。この宿題は、誰が読むのか。どういう評価につながるのか。それを考えてみましょう。
もし、国語の授業で意見文の書き方を勉強して、その総仕上げとしての課題が出されているなら、授業に沿った文章がよいでしょうね。
もしあなたが、高校受験やその先の受験で、小論文などの試験を受ける可能性があるなら、今回、ちょっとがんばってみてもいいでしょう。ヒントを書くので、自分で書いてみませんか。
さて、授業では作文は特にやっていないが、夏休みの課題になった場合。あるいは、あなたが受験のときに小論文の試験を受ける予定がない場合。このブログの文章をパクってしまいましょう。無理に書く必要はないでしょう。少なくとも、私は、書く必要はないと思います。あなたの良心が許すなら、自由に。
さて、テーマはワールドカップです。ブログの書き手である私は、ワールドカップにはあまり興味はありませんし、試合の中継もほとんど観ませんでした。しかし、今回のテーマはワールドカップです。やりましょう。
意見文というからには、意見を書くのでしょうね。
意見とは何か。意見と、批判は、同じではありませんが、わりと似ています。ですから、意見文を書くときには、少し批判的に物事を捉えて書いてみましょう。
「これは変だと思う」「このような提案をしたいが、どうだろうか」、こういう視点がほしいのではないでしょうか。
例えば、「本田選手は、子どもの頃から頑張って練習を続けてきて、ついに日本代表になってワールドカップでゴールを決めた。すごいな。僕も部活や勉強を頑張りたいです」という論旨はどうでしょうか。悪くはないでしょう。というか、いや、これは超正解だと俺は思うよ。「やっべ、本田カッコいいわー。俺もテニスで世界狙いてー。やっぱ基礎練やるかなー」とか、俺は正解だと思う。でも、学校の宿題では、もうちょっと違う視点が求められるのではないでしょうか。
で、ですね。今回のワールドカップについて、とても書きやすいテーマが２つあります。これは、サッカーの戦略や戦術を知らなくても書けます。なぜなら、サッカーに関係ないテーマだから。
それは、「ブブゼラ騒音問題」と、「審判のジャッジミス問題」です。
どうですか。
ブブゼラは南アフリカの応援グッズです。うるさいと苦情が多かったようです。選手に監督の指示が聞こえないこともあったとか。しかし、禁止はされませんでした。
審判のジャッジミスはイギリスとドイツの試合のときに話題になったかと思います。いまのサッカーのシステムでは、どうしようもないみたいですね。システムがまずいのでしょうか。何が問題なのでしょうか。
書けそうですか。
書き始める前に、終わり方を決めましょう。ゴールが決まっていれば、いろんな道を通っても安心できます。
今回は、こういう終わり方にしましょう。「次回のワールドカップでは、このようなトラブルが起こらないことを望む。そのためには、いまからルールの整備が必要になるだろう。」
では、ブブゼラについての意見文、やってみます。
２０１０年のワールドカップはとても盛り上がった。グラウンドの上も盛り上がっていたが、観客席の盛り上がりもすごかった。
（起承転結といいますが、これはいきなり「転」が来るぞ、という振りを持たせた「起」と言えそうです。）今回のワールドカップでは、ブブゼラという楽器が話題になった。ブブゼラというのは、、、
（ここではブブゼラについての知識をあまり詳しくならない程度に書きます。ブブゼラの歴史はメインテーマではないので、軽めに。）ブブゼラに反対する意見として、ただうるさいからという感情的な意見もあったようだが、これは身勝手な主張のように感じる。しかし、監督から選手への指示の声が聞こえないという問題もあったそうだ。これは、対策を取るべき問題だと思う。
（感情的な意見は、あまり知的ではないと思われがちです。なにしろ意見文は、理屈をこねる練習みたいなものですから、感情論は軽くあしらっておくとクールでしょう。）ブブゼラを擁護する意見としては、この楽器が南アフリカの伝統的な民族楽器だという主張があったようだ。よく知らないけど。。
（だいたいのことについては、賛成と反対の意見があるので、両方に触れておきましょう。）私は、ブブゼラはプロ野球のラッパや太鼓と同じようなものだと思う。
（出た！私の意見！）ぶっちゃけプロ野球の応援もうるさいし、ブブゼラ禁止にするなら野球のラッパも禁止にしてほしい。
（おっと、言葉が汚いですが、意見としてはアリでしょう。）プロ野球の応援だって、うるさいと感じる人はいるはずだ。もし日本で野球の国際大会をやったときに、「ラッパの音がうるさいから禁止しろ」と他の国から言われたら、どうだろうか。
（仮定すること。想像してみましょう、という提案。これが「転」に当たるかな。）いずれにしても、
（話を切り上げる魔法の呪文です。）
試合の進行に支障が出るということであれば、制限する必要があると思う。
（最後は正論を。）
次回のワールドカップでは、このようなトラブルが起こらないでほしい。そのためには、応援についてのルールやマナーの整備が必要になるだろう。
（まとめました。。）
じゃあ、楽しい夏休みを。
