自宅でコーヒーを淹れる2つの手段の比較

自宅でコーヒーを淹れる手段にはいくつかあるが、ここでは「フレンチプレス式」と「ハンドドリップ式(ペーパフィルタ使用)」の2つを比較する。

器具の調達

フレンチプレス式の場合、必要な器具は本体1つだけだ。

【正規品】 BODUM ボダム BRAZIL フレンチプレスコーヒーメーカー 0.35L BK 10948-01

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2000円も出せば十分過ぎるコーヒーメーカが買える。これ以外に必要なのは、コーヒー粉だけだ。
ハンドドリップ式の場合、いくつかの器具と消耗品が必要になる。
竹井器物 フィーノ ステンレスコーヒードリップポット 1.2L

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2000円で揃えるのは難しそうだが、5000円あれば揃う。同じメーカ製のものを揃える必要はない。ドリッパの種類がいくつかある(円錐形、台形、波付きなど)ので、そのあたりを選ぶ面白みもあるだろう。

つくりやすさ

フレンチプレス式の場合、カップラーメンと同じ感覚でコーヒーが淹れられる。簡単だ。
ハンドドリップ式の場合、初心者にとっては決して簡単とは言いがたい技術が、淹れるために必要になる。何度か行ううちに慣れ、安定するものの、カップラーメンと比べれば難しい(カップ焼きそばの湯切りと比べてもまだ難しい)。慣れるまでには、ひどい失敗をしてしまうこともあるだろう。

片付けやすさ

フレンチプレス式の場合、出がらしのコーヒー粉を捨てるのが面倒だ。緑茶を急須で淹れるときの茶葉を捨てるのと同じ程度かそれ以上に、面倒だ。
ハンドドリップ式の場合、コーヒー粉はペーパフィルタにたまっているので、それを捨てるのは簡単だ。洗い物もざっと水で流す程度で済む。

フレンチプレス式とハンドドリップ式では、同じコーヒー豆を使っても、味が違ってくる。どちらが好きかは、趣味の問題。

生活の楽しさみたいなもの

これも趣味の問題だが、ハンドドリップ式の方が工程が多く、手技の熟練という要素がありそうな雰囲気もあり、フレンチプレス式よりも「楽しい」と言う人は多いだろう。

まとめ

フレンチプレス式の利点は、器具の買いやすさと、淹れるコーヒーの質の安定という点がある。片付けの面倒さが難点だ。
ハンドドリップ式の場合、使う器具が複数あること、手技に慣れる必要があることから、初心者の導入という場面にあってはハードルが高いと感じられる。とはいえ、慣れてしまえば淹れやすいし、片付けも簡単だ。ドリッパやフィルタを替えての試行をすることができるため、その後の発展性は高い。

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